お砂場くん 熱砂機の効果 – 公園の砂場に分布する犬、猫、蛔虫卵の研究

●目的

砂場調査方法

  1. 人畜共通感染症といわれる、犬猫回虫に子供達が感染する危険性をなくし、砂場の安全性を確保する。
    共同研究機関:神戸大学医学部医動物室、西宮市環境衛生課。
  2. 研究期間:1994.5月16日~5月80日
  3. モニター調査場所:西宮市内の公園の砂場(5力所)

●調査対象

犬猫回虫卵・観察:神戸大学医学部医動物で同定

●事前調査

熱処理をする前に4ボイントから砂を回収し、虫回虫及ぴ卵数の確認をする。

●熱処理開始

 mX mX深さ20cmの砂を70℃~80℃位の熱処理を15分間実施する。
( mX m部分は後掲のデーター欄をご参照)

●後処理

熱処理後、各公園から4ポイントの砂を回収し、回虫及び卵数の確認をずる。

●回収方法

上図の容器をもちい、A~Eの公園から4ポイントの砂を回収する。

処理前
砂場状況
検査量 蛔虫卵数(平均)
良い
4.72×4.72
22.3㎡
540g
平均135g
2g
22.3個
悪い
5.15×3.61
18.6㎡
530g
平均132.5g
2g
68.3個
良い
5.95×5.45
32.4㎡
567g
平均141.8g
2g
0.5個
良い
5.55×10.77
59.4㎡
552g
平均138g
2g
0.75個
悪い
2.5×9.8
24.5㎡
515g
平均128.8g
2g
27個
処理後
砂場状況
検査量 蛔虫卵数(平均)
良い
4.72×4.72
22.3㎡
540g
平均135g
2g
0個
悪い
5.15×3.61
18.6㎡
700g
平均175g
2g
0個
良い
5.95×5.45
32.4㎡
538g
平均134.5g
2g
0個
良い
5.55×10.77
59.4㎡
564g
平均141g
2g
0個
悪い
2.5×9.8
24.5㎡
503g
平均125.8g
2g
0個

調査の結果

砂場から検出した回虫卵 市内の砂場の5ケ所より焼却処理前の砂を回収し、犬・猫回虫卵数を調べた所その平坪数は別紙に示す様に、22個・27個・68個であった。そこでこれらについて焼却処理を行ったところ全く検出されなかった。犬・猫回虫卵に対する殺菌効果が確認された。
 さらにこの方法のもう一つの利点はこの処理を通じて砂に含まれる糞便を焼却できる点にあり、その結果、処理後の砂からは糞便臭が完全に消失する。有機物が無くなる為に以後の細菌類の増殖が抑えられる。
さらに焼却処理前にB公園を5月26日・5月30日の2日間同じ様に犬・猫回虫卵を調べた結果、26日に57個、30日に(焼却処理前)64.5個、と犬・猫回虫卵が多かった。
 この事を考慮して、神戸大学・宇賀先生の実験等の発表で8週間~9週間後に回虫卵数がもとに戻る。
 その為2か月に1回は、熱処理を行うべきである。

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